はまなす放談

HPのリニューアルを機にコラムを設けました。
定期的というわけではありませんが、時代に遅れないように“放談”します。

vol.19 ご挨拶

(※こちらの記事はトップページに載せていた以前のご挨拶を移動したものです)

 2017年もあと数日となりました。私立大学の学長を辞してから本職らしきものが無くなり、そのために仕事が分散し、それだけ様々な仕事を手掛け、かつ各地に出向くことが多くなりました。忙しくなったという印象です。じっくり考える暇もなくなり、決して場当たり的ではありませんが、仕事に個々に対応していくのが日常になりました。つまりアカデミズム型ではなくビジネス型の毎日を送っています。

 それでも2017年は、1月と12月に学会報告をしました。前者は武蔵大学の晴海校舎で公益財団の位置づけについて、後者は福岡大学で地方創生についてがテーマでした。こちらのほうは、『商工金融』の論文をほぼ倍に拡大して出版をねらって書いたものをベースにしています。北海道大学経済学部の紀要に、なんと70ページ近いものが一挙に掲載されました。論文を書く環境にないのにこれが出来上がったのはひとえに共著者の金子勇教授のお蔭です。
 福岡での学会報告は、私は札幌から、金子教授は神戸からというコストの高い参加でしたが、残念ながら観客は少なく、少々がっかりでしたが、仕事のまとめはついたと思っています。地方創生そのものが人々の耳目を集めなくなっているのです。現在の政権は、次々と人々の注目を集めようとして、新しいスローガンを揚げる。2014年製造の地方創生はもはや一世代前なのでしょうか。  でも、一年間、これを考えてみて気づいたことも多々ありました。それは、しばらくお休みしている“はまなす放談”に書くことにします。

 小さな声で告白すると、2018年3月に70才になります。世の中には80才を過ぎても論文を書いている人もいますが、早々に旅立ってしまった人もいる。とにかく天が与えてくれた時間の中で仕事をするだけ、と自分に言い聞かせています。

 2018年は適温経済なのだそうです。うまいこと表現するものです。確かに過熱感もないし冷えてもいない。株価は世界中でずいぶん上昇しましたが、企業業績の好転を伴っているのでバブル感はありません。
 アベノミクスは、かなり怪しいのですが、手をかえ品をかえ、効果アリを示し続けています。多少の疑惑も帳消しにしたのが総選挙に示された民意です。正義より実利、という資本主義らしい結果です。だから、景気が悪くなるとか、株価が下がるとかが余計に恐ろしい。マイナス金利という異常もやめられずについに2年が経過します。日本銀行券の価値は心配なのですが、かといって“金”も買う気がしない。名目でいいから、とにかく株式でも買って金額の数量を増やしておくよりないのでしょう。

 2018年も宜しくお願いします。

濱田 康行

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