はまなす放談

HPのリニューアルを機にコラムを設けました。
定期的というわけではありませんが、時代に遅れないように“放談”します。

vol.01 地方創生について

 時の話題は地方創生です。各市町村には来年3月末までに地方版の計画を出すようにお達しがあった。横並びはダメ、数値目標もつけると注文は厳しい。担当者の方々は大変ですね。

 補助金は欲しいし、また答案を出さないのも悪い意味で目立ちます。どうしたらいい?難しいですね。もちろん、日本は広いから“創生”とか“再生”とかに成功した、あるいは成功しそうな例はあります。しかし、それはミクロ的なひとつの例ですし、たいていは卓越したリーダーが奮闘しているのです。

 また、どこかの成功例がそのまま引き移せる訳ではない。地方は、それぞれの歴史、文化があり地理的条件も違うから。

 そもそも、課題が難しい。人口を政策的に増やすなんてできるのでしょうか。また地方の衰退はいまに始まったことでもない。事の重大性には多くの人がずっと前から気がついていた。様々な手も打たれた。ふるさと創生とか一村一品運動とかいろいろあった。でも首尾よい成果は得られなかった。ひょっとすると地方の衰退は、大きな出来事、大きな物語りのネガティブな一部分なのかもしれません。言葉を変えていえば、長期的な傾向・運動のひとつの帰結なのかもしれない。そうなると、限られた財源しかない地方でなんとかできるような範囲を超えている課題なのかもしれない。

 いやいやもっとポジティブに考えよう。それもそうです。東京だけに人間が住んでいるわけではない。日本の国土に、まんべんなくではなくとも、適当な割合で住むのがよい。そのためには各地に生活の糧としての仕事がなくてはならないし、人口の年齢分布、男女比も極端では具合が悪い。

 地方創生については既に多くの主張・論調があります。女性の活躍やシニア層の貢献を地方創生と結びつけてみたり、ベンチャー企業の生成で地方活性化を計ろうとしてみたり、観光業の振興でやっていくというのもある。

 また多くの学会もこれを討論のテーマに取り上げるようです。きっと秋の学会シーズンには“地方創生”の花火があちこちで上がることでしょう。

 私が現在(昨年12月から)所属している団体は、「地域社会の健全な発展」に資するための公益財団です。北海道は、経済的には特に、地方創生が望まれています。幸い、ここには多くの経験的知識がありますので、それらを生かしつつ文字どおり社会貢献ができたらよいと思っています。 2015.06.11 濱田 康行

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