濱田康行 オフィシャルホームページ

ご挨拶Greetings

1)回顧

昨年の12月に大学生協共済連の会長を辞任しました。9年半の長きにわたり、皆様のお世話になりました。お陰様で、大きな事故もなく、また組織の成長を見ることができ、感謝しております。
また、来たる3月には、これも長く続けたテレビ局の番組審議会の委員長の職を退くことにしました。
長年にわたり愛用していた上着を脱ぐことになり、少し寒いかなと心配にもなりましたが、これも時の流れによる定めです。肩書を捨てるということは、本当に自分が露呈していくこと。“裸の王様”は、裸でも王様ですが、私はただの年寄りかもしれない。そういう恐怖はありますが、ここから内実を求める最後の旅が始まると思えば、少しは気持ちも引き締まります。ややもすれば緊張感を欠く日々になりがちですから、自分の軽さを思い、寒さに震えるのも良い刺激であろうと思います。

2)研究

金子勇さん(現、神戸学院大教授)との共著論文のあと、二つの論文を追加し、三部作となりました。しかし、それらの完成の頃は、すっかり世間の地方創生熱は冷めてしまいました。しかし、2019年3月に北海道財務局で講演したことが契機となり、地方金融について考え、ようやくひとつの論文になりました。
しかし、自分でも、これは未完成だと思っています。というのは、金融機関の創造性が不十分にしか論証されていないからです。利子が利潤からの単なる控除ではないことを主張しなければならない。少なくとも、いかなる条件の下でそうであるか、すなわち金融機関は価値創造的存在であり得るかを考察すべきでしょう。夏までに、この課題に挑戦します。目標を持てたのは、とてもよかったと思います。でも、道のりは険しいそうです。『資本論』の関連部分の整理、利子についての研究、不生産的労働についての反省を込めた再考など、するべき事柄は多いようです。幸いなことに時間はあります。上着を脱いだ分だけ、内側からの熱源を引き出せたらよいのですが。
カントは自由とは何かと聞かれ、“自分の決めたルールを守ることだ”と答えた。自分で見つけた目標を、自分が決めたスケジュールで実現していく。私もようやく“自由”になれるかな。少し楽しみです。

2020年2月  濱田康行
  • 氏  名 濱田 康行
  • 職  名 はまなす財団 理事長
    大学生協共済連 会長理事
  • 生年月日 1948年3月12日
  • 所属学会 日本中小企業学会、日本金融学会、日本証券経済学会
  • 研究学科 中小企業金融論、協同組織論
  • 研究課題 現代資本主義経済の歴史的位置
    協同組合の現代的意義
    協同組織金融機関の存在意義
    協同組合と資本主義
  • 1966年神奈川県立鶴見高等学校卒業
  • 1970年東北大学経済学部卒業
  • 1970年全国購買農業協同組合(現全農)入社
  • 1977年久留米大学商学部講師(国際経済論他担当)
  • 1979年久留米大学商学部助教授
  • 1980年東北大学大学院博士課程修了(経済学博士 論文博士第5号)
  • 1981年北海道大学経済学部助教授(金融論担当)
  • 1991年北海道大学経済学部教授
  • 1997年~2001年北海道大学総長補佐
  • 2000年北海道大学大学院経済学研究科教授
  • 2003年~2004年北海道大学先端科学研究センター教授(併任)
  • 2004年~2008年京都大学大学院経済学研究科寄付講座教授(併任)
  • 2005年~2008年同大学経営管理大学院客員教授(ベンチャーキャピタル経営論担当)
  • 2010年北海道大学名誉教授
  • 2010年~2014年札幌国際大学・札幌国際大学短期大学部学長
  • 2014年道都大学長・理事長(2015年3月 退職)
  • 2014年はまなす財団理事長(現在に至る)
1988年 単著『第三の証券市場』、東洋経済新報社
1990年 共著『株式店頭市場』、東洋経済新報社
1991年 単著『金融の原理』、北海道大学図書刊行会
1992年 共著『邦銀ロンドン支店』、東洋経済新報社
1996年 単著『日本のベンチャーキャピタル』、日本経済新聞社
1996年 共訳『イングランド銀行の300年』、東洋経済新報社
2005年 共著『北の起業学』、共同文化社
2007年 編著『地域再生と大学』、中央公論新社
2012年 編著『2012・協同組合 国際協同組合年によせて』、大学生協共済連(編)、コープ出版
2013年 編著『2012・協同組合論―ひと・絆・社会連帯を求めて―』、全国大学生活協同組合連合会
1986年「世界のベンチャー育成策」、『社長の時代』、日本合同ファイナンス(編)、かんき出版、特別寄稿
1990年「イギリスにおける中小企業金融」、『中小企業金融の新潮流』、中小企業庁計画部金融課(編)、同友館、第2部第2章
1993年「貨幣資本の自立的蓄積、その実物資産からの乖離」、『構図変化と世界経済』村岡俊三・佐々木隆生(編)、藤原書店、第4章
1994年「ベンチャーへの支援制度」、『ベンチャー企業の経営と支援』、松田修一(監修)、
早稲田大学アントレプレヌール研究会(編)、日本経済新聞社、第1章(浅井武夫氏と共同執筆)
1999年「わが国における中小企業金融の変遷」、『ポストビッグバンの中小企業金融』、
国民金融公庫総合研究所(編)、中小企業リサーチセンター、第2部
2000年「SME, Venture Business Finance and Policy Assessment」、
『Klein-und Mittelunternehmen in Japan』、Nomos Verlagsgesellschaft、11 chapter
2001年「MBO(企業創造の新しい型)」、『M&A21世紀 Ⅱ』、薄井彰(編)、中央経済社、第2章
2007年「協同組織の存在意義再編」、『いまなぜ信金信組か』、安田原三・相川直之・笹原昭五(著)、日本経済評論社、第2章
2013年『バカな大将、敵より怖い』、北海道二十一世紀総合研究所(編)、北海道新聞社、
日本金融学会理事(2003年~2008年)
日本証券経済学会理事(2012年~現在)
日本中小企業学会理事(2003年~現在)、2014年から同学会北海道支部長
1997年日本ベンチャー学会の設立発起人となり、2002年から理事、
およびベンチャーキャピタル部会長。2010年退会。
日本学術振興会第118委員会委員(2002年~現在)
北海道経済学会理事(2002年~2010年)
北海道経済倶楽部 代表幹事(1993年~2012年)
大蔵省金融制度調査会部会委員(1995年)
北海道郵政局郵便貯金コンサルタント(1995年~2004年)
経済審議会(経済企画庁)特別委員(1997年および1999年)
文部省産学連携協力会議委員(1997年)
北海道大学生協理事長(1997年~2006年)
経済産業省MBO委員会座長(1998年)
経済倶楽部代表幹事(1998年8月~2013年3月)
衆議院予算委員会にて参考人(1999年)
内閣府景気ウォッチャー委員会委員(1999年~現在)
国土交通省将来展望委員会委員(2001年)
北海道証券取引所未来戦略研究会座長(2002年)
北海道TLO株式会社取締役(2002年~2009年)
北海道労働委員会公益委員(2002年~2008年)
国土交通省苫小牧東部地区検討委員会座長(2004年)
全国大学生共済生活協同組合連合会会長理事(2004年~現在)
国土交通省北海道開発分科会計画部会委員(2005年~2008年)
コープさっぽろ理事(2005年~2012年)
株式会社苫東経営諮問委員会委員(2005年~2013年)
国土交通省北海道総合開発計画起草委員(2007年)
函館工業高等専門学校外部評価委員(2007年~2008年)
国土交通省北海道開発有識者会議委員(2008年~2010年)
北海道総合通信局ICT調査委員会座長(2009年~2010年)
全国大学生協共済生活協同組合連合会会長理事(2010年~現在)
地方独立行政法人北海道立総合研究機構顧問(2010年~現在)
北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター客員研究員(2010年~現在)
一般社団法人WIND顧問(2010年~現在)
北海道商工会議所連合会北海道成長戦略ビジョン策定検討委員会アドバイザー(2011年~2012年)
札幌テレビ放送番組審議会委員委員長(2011年~現在)
北海道物流戦略顧問(2013年4月~現在)
札幌市都市計画審議会委員(2014年4月~現在)

書籍Book

単著『第三の証券市場』

単著『金融の原理』

単著『日本のベンチャーキャピタル』

共著『株式店頭市場』

共著『邦銀ロンドン支店』

共著『北の起業学』

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共訳『イングランド銀行の300年』

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編著『地域再生と大学』

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編著『2012・協同組合 国際協同組合年によせて』

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編著『2012・協同組合論―ひと・絆・社会連帯を求めて―』

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『バカな大将、敵より怖い』

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